2012年5月19日土曜日

『草原』23-12(通巻108)号より

今も昔も子供の小径  馬堤曲
 子供が遊ぶ場所はいつだって変わらないということでしょう。しかしそうかと思いきや、実家付近の私の秘密基地があった空き地には住宅が立ってしまっていて、残念なことになりました。

切手斜めに貼ってみる  福露
 ささやかな反逆心をよみました。世界への挑戦です。

まっすぐ伸びてシオンの花の紫  啓司
 紫の色濃く、世界に映えている様が伝わってきます。まっすぐ伸びてが強いです。
 
しみじみ寒ければ夜更の畳の目  裸木 
 畳の部屋にいると落ち着きますが。音がしない夜や寒い夜には、畳の目が急に攻めてくるような錯覚を覚えます。私だけでしょうか。

首筋にいない虫はらう  権三郎
 同様の事柄として、鳴っていないのに携帯が震えたというのもある気がします。

線路の夏草同じ向き  慶
 列車からの風によるものでしょうか。夏草もよくもまああんなところに生えたものです。

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