2012年4月30日月曜日

『草原』22-01(通巻85)号より


休日のラジオからヨイトマケの唄  風狂子
私がはじめてヨイトマケの唄を知ったのは、桑田佳祐さんによるカバー曲を聴いたときです。以来、美輪明宏さんの歌声もしばしば聴くようになりました。自分のために頑張ってくれる人がいることを思い出させてくれる一曲です。

妻の熱を計るだけの夜  風狂子
風邪で倒れられた奥様を看病していらっしゃるのですね。他の雑事を追うこともなく、奥様を見守っている様子が伝わってきました。

ごきぶり仕留めた妻を誉めちぎる  白兎
 夫婦円満の秘訣を見たような気がします。誉めちぎるがきいています。

枯れ鉢に水かけて声かけている  福露
 植物も人の声を理解するという話を聞きます。生存に必須な水分にくわえて、暖かい言葉をかけてあげれば、彼も再び美しい花を咲かせることができるのでしょうね。

食べる人もないミョウガ枯れはじめた  かいじ
 畑に生えていたミョウガですが、使用することもないためとらずじまいとなってしまったのですね。しかしその枯れ草の下には、次の世代がきちんと育っているのではないでしょうか。

貧乏のあごひげに手がゆく  吾亦紅
 私も同様に、手持無沙汰なときには、ついあごひげをいじってしまいます。しかしもともと髭が薄いため、美髯公と名乗るほどには一生かけてもなれなそうです。周囲からは見栄えが悪いために剃るように言われていますが、きれいなあごひげが生えるのを夢見て、もう少しだけ伸ばし続けるつもりです。

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